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オリーブオイル
※一価不飽和脂肪酸と生活習慣病の関連については以下の記事参照。
不飽和脂肪酸の摂取と健康への影響の”一価不飽和脂肪酸と生活習慣病の関連”
不飽和脂肪酸の摂取と健康への影響の”一価不飽和脂肪酸と生活習慣病の関連”
・チロソール、ヒドロキシチロソール、フラボン、ルテオリン、オレオカンタールなど多くの抗酸化物質が含まれている。 ・抗酸化物質が活性酸素の害、炎症を防ぎ、テロメアを短くするのを抑え、若さを保つ。 ・オリーブオイルの油脂成分はオレイン酸で、活性酸素によって酸化されにくいこと、LDLを下げる働きもある。 ・オリーブオイル特有の緑色は葉緑素を含んでいて、葉緑素は細胞の成長、血液細胞の生成を助ける重要な役割を果たしている。 ※参考資料『松井宏夫(2016)長生きできる人とできない人の習慣 日刊スポーツ連載』
地中海食
●地中海式ダイエットの背景 ・欧米は、脂質の摂取が総エネルギーの40%を超えている。 ・摂取量そのものを減らすことよりも"様々な種類の脂質のうち何をどれくらい摂ればいいか"が論じられてきた。 ※参考資料『近藤和雄(2015)人のアブラはなぜ嫌われるのか 技術評論社』
●地中海食 ・抗炎症作用のある食事。 ・地中海食の定義のポイント ①植物性食品(果物、野菜、パン、その他の穀物製品、豆類、種実類)豊富 ②加工度を最小限にとどめた季節折々のその土地で育てられた新鮮な食品。(旬の食材は栄養が豊富) ③デザートとしての新鮮な果物。 ④油脂類はオリーブオイルを使う ⑤少し、もしくは適量の乳製品(チーズ、ヨーグルト) ⑥卵は週4個未満。 ⑦赤身肉は、まれに少量 ⑧少し、もしくは適量のワインを食事とともに飲む。 ・寿命に関する心臓病リスクの他、がん、糖尿病、高血圧、アルツハイマー病、パーキンソン病などのリスクが6~13%低下する、との研究報告がある。 ※参考資料『松井宏夫(2016)長生きできる人とできない人の習慣 日刊スポーツ連載』
○田舎に住む70歳以上のギリシャ人男女182人を6年間追跡した研究 ・赤身肉や飽和脂肪を多く摂取する食生活を送っている人と比較して、オリーブオイル、全粒穀物パン、新鮮な果物と野菜を含む食生活を送っている人の方が、死亡率が有意に低かった。 ・以下の4つの項目で分析すると、それぞれの項目が増えるごとに、総死亡率は17%減少した。 ①飽和脂肪に対し、高比率の単価不飽和脂肪 ②適度なアルコール摂取 ③シリアル、果物、野菜の大量摂取 ④少ない肉類、乳製品の摂取量 ※参考資料『ロナルド・クラッツ,ロバート・ゴールドマン(2010)革命アンチエイジング 西村書店』