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インスリン抵抗性、運動による改善
※加齢によるインスリン低下と運動の効果は以下の記事参照。
運動と老化、長寿の関わり ”加齢によるインスリン低下と運動の効果”
運動と老化、長寿の関わり ”加齢によるインスリン低下と運動の効果”
内臓脂肪増加 →インスリン抵抗性 →高インスリン血症 →β細胞からのインスリン枯渇 運動、食事制限 →内臓脂肪減少 →インスリンの作用を低下させる悪玉カイトサインの分泌減少 →筋肉量の増加とともに筋肉に栄養を与える血流が増加し、インスリンが筋肉細胞に到達しやすくなる →筋肉内の脂質が減って血糖が筋肉細胞に利用される。 ※参考情報『小坂眞一(2008)心臓病の9割は防げる 講談社』
・糖尿病予備軍に対する調査で、運動によってブドウ糖が筋肉に取り込まれる割合が高められた結果、インスリン抵抗性にうち勝ち、糖尿病を予防できた。 ※参考資料『ブルース・マキューアン(2004)ストレスに負けない脳 早川書房』
・普段から筋肉を使っているほど、インスリンに対する反応性が良いということが分かっている。トレーニングで筋肉量を保つと有効。 ※参考資料『山田悟(2015)糖質制限の真実 幻冬舎』
ネットニュースによる関連情報
●食後の運動が血糖値低減に有効? ・2型糖尿病患者41名に対し、2週間、1ヶ月間の休息期間をあけ、歩行を処方するという、クロスオーバー比較試験を行なった。対象者は、①時間を決めず1日30分歩くか、②それぞれメインの食事後10分間歩くか、どちらかで歩行した。 ・その結果、①と比べ②では、食後血糖値は平均して12パーセント減少したことがわかった。