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メラトニン、生体リズムと認知症
○松果体の異常と生体リズムの乱れ ・認知症初期からメラトニンを作る松果体にいろいろな異常があらわれてくる。 ・パーワン、ビーマルワン、クライなどの時計遺伝子が少なくなり、発病前から生体リズムが乱れ始める。 ○日没症候群 ・夕刻になると決まって不安になり、大声、泣く、助けを求めるように叫ぶ。 徘徊、暴言、攻撃的な異常行動。 ←メラトニン量が著しく低下し、十分な睡眠がとれず、脳が正しく働かなくなったため。 ※参考資料『大塚邦明(2014)眠りと体内時計を科学する 春秋社』
睡眠とアミロイドβ
・βアミロイドの量は、睡眠中に減り、覚醒時に増える。 ※参考資料『森下竜一,桐山秀樹(2015)アルツハイマーは脳の糖尿病だった 青春出版社』
・マウスでは、眠りを断つとアルツハイマー病の原因であるアミロイドβというタンパク質が海馬に蓄積する。 アミロイドβは一般に覚醒時に脳内で蓄積し、睡眠時に少なくなる。 ※参考資料『櫻井武(2010)睡眠の科学 講談社』