紫外線、皮膚のしわと熱ショックタンパク質(HSP)

紫外線、皮膚のしわと熱ショックタンパク質(HSP)の関係についてメモ書きしています。

●紫外線と熱ショックタンパク質(HSP)
 
・紫外線による皮膚の傷害では、まず紫外線が細胞を死滅させ、次にそれによって起こる炎症反応によってさらに傷害が広がる。
→HSP70は、紫外線による細胞死を抑えるとともに、紫外線によって起こる炎症反応を強く抑制し、その結果紫外線から皮膚を守っている。
 
・紫外線によるDNAの傷害には、紫外線が直接DNAを傷害する場合と、紫外線が活性酸素を作り出し、この活性酸素がDNAを傷害する場合がある。
→HSP70は活性酸素を減らしDNAが傷つくのを抑えるだけでなく、傷ついたDNAの修復を促進する。
 
●HSPと皮膚のシワ
 
・紫外線に当たったり年をとったりすると、皮膚のHSP47の量が減り、これが原因でコラーゲンを作ろうとしても正しい形のコラーゲンを作り出すことができず、シワになってしまう?
 
※参考資料『水島徹(2012)HSPと分子シャペロン 講談社』

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