加工デンプン

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  1. 加工デンプンの概要
  2. 加工デンプンの用途
  3. 加工デンプンの懸念点

加工デンプンの概要

●加工デンプンとは?
 
デンプンを工業的に利用する際に、本来の物理化学的性状のうち、高粘性や冷却するとゲル化するという欠点を克服するために、物理的、酵素的又は化学的に加工を加えたものをいう。

・天然デンプンは、小麦粉、コーンスターチ、バレイショデンプンなど穀物から化学物質をほとんど使わずに抽出したデンプン。
 
・加工デンプンは、天然デンプンにいろいろな化学薬品を混ぜ合わせ、いろいろな化学反応を起こして製造したもの。
 
※参考資料『小薮浩二郎(2010)悲しき国産食品 三五館』

加工デンプンの用途

・パン、うどん、冷凍食品、お菓子、ソース、惣菜、缶詰、いわし、まぐろ、かつお、イカの缶詰、プレスハム、ソーセージ、ハンバーガー、チルドミートボール、インスタントラーメン、生タイプの即席めん、パン粉、乾燥ポタージュ、タレ、ワラビもち
 
・食パンやご飯
冷やすと食感が悪くなる。加工デンプンはをそれを防ぐ。
 
・めん類
冷凍しても食感と弾力感が保たれ、ソフトなのどごし、のびにくい。ゆでる時間や戻す時間を短縮。
 
・パン類、洋菓子類
食感、ふんわり感
 
・冷凍食品(小麦粉などデンプンを含むもの)
もち、大福、団子などに使用すると保水性が良くなり、解凍してもふつうの状態に戻る。ソフト感が増し、モチモチした食感
 
・お惣菜類
冷めてもべたべたしない、しっとりした食感に改良
 
・揚げ物(てんぷら、フライ、揚げ物用のミックス粉)
揚げたときにカリッとしたクリスピー感が生まれ、サクサクする。
 
・フィリング類(サンドイッチ、パイなどに挟むもの、料理に詰めるもの)
サンドイッチの具に入れると、ほどよい食感や粘り気が出る。
 
・ソーセージ
挽肉の結着材料として使用
 
※参考資料『小薮浩二郎(2010)悲しき国産食品 三五館』

加工デンプンの懸念点

・加工デンプンは不純物が多い?
 
※参考資料『小薮浩二郎(2010)悲しき国産食品 三五館』

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