エネルギー源というとブドウ糖というイメージがありますが、心臓の主なエネルギー源は脂肪なのだそうです
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心筋のエネルギー源
○主なエネルギー源
・脂肪酸、グルコース、乳酸
○その他のエネルギー源
・ピルビン酸、ケトン体、アミノ酸
上記は血中濃度が低いため、エネルギー源としての利用は少ないと思われる。
※参考情報『森本俊幸(1995)日本バイオレオロジー学会誌 第9巻』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnbr1987/9/1/9_52/_pdf
・脂肪酸、グルコース、乳酸
○その他のエネルギー源
・ピルビン酸、ケトン体、アミノ酸
上記は血中濃度が低いため、エネルギー源としての利用は少ないと思われる。
※参考情報『森本俊幸(1995)日本バイオレオロジー学会誌 第9巻』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnbr1987/9/1/9_52/_pdf
主要なエネルギー源は脂肪酸
・空腹時のブドウ糖の供給が少ない場合には、ブドウ糖は脳へ優先的に回され、心臓、肝臓などの重要な臓器はブドウ糖を使わず、主に脂肪酸をエネルギー源としているといわれる。 ・食後のブドウ糖の供給が豊富な場合は、心臓、肝臓などの重要な臓器でもブドウ糖をかなり利用できるようになる。 ※参考情報『森本俊幸(1995)日本バイオレオロジー学会誌 第9巻』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnbr1987/9/1/9_52/_pdf
・脂肪は、同じ分量であればブドウ糖よりたくさんのATPを作る事ができ、エネルギー効率が良い。 ・ブドウ糖は、脂肪より少しの酸素で多くのエネルギーを作る事ができる。 ・心臓は、死ぬまでにたくさんの拍動を続け、体の隅々まで高い血圧に抗して血液を送り続ける必要があり、たくさんのATPを使用するので、エネルギー効率が良い脂肪を原料として利用している。 ・冠動脈が細くなって心臓に送り込まれる酸素の量が少なくなっているような場合は、酸素あたりのATP産生効率が高いブドウ糖を使用する。 ※参考情報『伊藤裕(2010)臓器は若返る 朝日新聞出版』