睡眠と成長ホルモン

睡眠と成長ホルモンの関係についての情報をメモ書きしています。

・睡眠中、飢餓感は睡眠によって抑えられ、食べることの代わりに蓄えた予備のエネルギーを少々放出して使用する。
 睡眠中に成長ホルモンの分泌が大きなピークを示すが、これによって代謝過程を貯蔵体脂肪の利用に向かわせ、夜間の飢餓感を防いでいる。
 寝ないでいると、このホルモンの分泌が妨げられ、脂肪は利用されること無く、夜食が必要になる。
 
※参考資料『ジム・ホーン(2011)眠りの科学への旅 化学同人』

 

・成長ホルモンは、睡眠中の午後11時から午前2時の間に最も多く分泌される。
・睡眠中に均一に分泌されるのではなく、寝ついて2時間以内の深い眠りの時にどっと分泌される。
 
※参考資料『米井嘉一,比嘉一雄(2014)48歳からも成長ホルモンできれいになる。 ブルーロータスパブリッシング』

 

・ホルモンと睡眠は深く関連していて、中には、睡眠中でなければ分泌されないホルモンもある。
・眠りについて20~30分たつと、脳の基部にある脳下垂体が成長ホルモンを分泌し始める。このホルモンは、夜眠っている間ずっと出ているが、最も多く分泌されるのは眠りについて間もない時間帯。
 
※参考資料『デイビッド・B.エイガス(2013)ジエンド・オブ・イルネス 日経BP社』

 

●加齢と睡眠
 
・加齢とともに徐波睡眠が減少する。
・徐波睡眠の減少は、成長ホルモン分泌の低下と関連している。
 
※参考資料『ロナルド・クラッツ,ロバート・ゴールドマン(2010)革命アンチエイジング 西村書店』

 
●こま切れの睡眠はよくない
 
・健康な睡眠では、90分おきにレム睡眠が表れて、それ以外のノンレム睡眠では、はじめの方に”徐波睡眠”という深い睡眠が出て後半は浅くなる。
 日中に30分以上眠ると、かなりの確率で深い睡眠が出てしまい、夜の深い睡眠が激減してしまう。
→深い睡眠の間に出る成長ホルモンも減ってしまう。
 
※参考資料『三島和夫,川端裕人(2014)8時間睡眠のウソ。 日経BPマーケティング』

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