糖分と加工食品、脳の快感

加工食品における糖分の効果、糖分が脳に与える快感、糖分と炎症などの情報についてメモ書きしました。

※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。

  1. 糖分の摂取量
  2. 糖の原料
  3. 糖と加工品
  4. 糖分と脳の快感
  5. 糖分と炎症
  6. ネットニュースによる関連情報

糖分の摂取量

○アメリカ心臓協会(AHA)の基準
1日あたり糖類摂取量は、男性38g、女性25g以下(角砂糖や甘味料のこと。果物や野菜の糖類は除外)
 
※参考資料『トム・ラス(2015)座らない! 新潮社』

糖の原料

・サトウキビ由来の砂糖。
・テンサイ(砂糖大根)由来の砂糖。
・トウモロコシ由来の甘味料。
  HFCS(異性化糖)も含まれる。
 
※参考資料『マイケル・モス(2014)フードトラップ 日経BP社』

糖と加工品

●パン、ドーナッツ、シリアルと糖分
 
・糖を加えるとドーナッツはより大きく膨らむ。
・パンは日持ちが良くなる。
・糖分によってシリアルはこんがりとしたきつね色でさくさくになる。
 
※参考資料『マイケル・モス(2014)フードトラップ 日経BP社』

糖分と脳の快感

●糖分と脳の快感
 
・精製されたデンプンなら体は糖に変換できる。
 
・デンプンは、口に入った瞬間からアミラーゼという酵素によって分解処理が始まる。デンプンが糖に変わるのが速いほど脳は報酬を早く受け取る。
 
・糖精製度が高いとすぐに快感が得られるが、糖が体内で一気に分解されると処理が追いつかない。未精白の穀物ならゆっくり分解されるので、きちんと消化できる。
 
●感覚特異性満腹感
 
・はっきりした強い風味を持つ食べ物が好まれるが、飽きられるのも非常に早い。
様々な栄養を取るという本格的な必要性による仕組み?
 
・売れ続ける製品を作るには、興奮を呼ぶ最初の一口の強い風味と慣れ親しまれた味との間のバランスが重要。
 
※参考資料『マイケル・モス(2014)フードトラップ 日経BP社』

糖分と炎症

●砂糖と炎症
 
・砂糖の過剰摂取は悪玉コレステロールや炎症の指標である"C反応性タンパク(CRP)"を増加させる。
 
●ブドウ糖と炎症
 
・ブドウ糖は、大半は燃焼され、20%が肝臓でグリコーゲンに変えられ、貯蔵される。
・血中ブドウ糖の上昇は炎症性サイトカインを増やす。
・高血糖が膵ランゲルハンス島に炎症を引き起こすことが知られており、糖毒性と呼ばれている。
 
※参考資料『金子義保(2012)炎症は万病の元 中央公論新社』

ネットニュースによる関連情報

●砂糖、アスパルテーム入り飲料とストレスの関係
 
・砂糖入り飲料は、コルチゾールの分泌を抑えて脳のストレス反応を抑制し、アスパルテーム入り飲料ではそのような作用は無かった。
・心理・感情的ストレスによって砂糖の習慣的な過剰摂取が引き起こされている可能性がある。

 

●砂糖の摂取割合と心血管疾患の死亡リスクとの関連
 
・データ解析の結果、砂糖から摂るカロリーの割合が高くなると心血管疾患による死亡リスクが高まることが明らかになった。
 カロリーの25%以上を砂糖から摂取していたグループの性年齢等調整後のハザード比は、10%以下のグループを1.00とした場合、2.75だった。

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