トランスグルタミナーゼ

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  1. トランスグルタミナーゼとは?
  2. トランスグルタミナーゼの利用例

トランスグルタミナーゼとは?

・食品成分をつなぎ合わせる働きを持つ酵素の一つ。
主にタンパク質(グルタミン側鎖)とタンパク質(リジン側鎖)を共有結合でつなぎ合わせる(架橋する)機能を持つ。
 
・"アクティバ"という商品名で味の素から販売されていて、食品物性の改良剤として幅広く用いられている。
 
※参考資料『石川伸一(2014)料理と科学のおいしい出会い 化学同人』

トランスグルタミナーゼの利用例

○かまぼこなどの水産練り製品
・ナトリウムやカルシウムなどのミネラル塩の代わり。
・ほどよい弾力性、しなやかな食感。
・味覚や風味には影響を与えない。
 
○製麺
・小麦粉のタンパク質同士をつなげるため、弾力性を高め、コシの強い麺を作ることが可能。
 
○ソーセージ、ハム
・食感の向上
 
○成型肉
・バラバラの肉片にトランスグルタミナーゼの粉末をまぶし、ラップで包んでおくだけで、翌日には立派なステーキ肉になる。
・カゼインナトリウムやカラギーナンなどの結着剤でつくった成型肉とは一線を画している。
 
※参考資料『石川伸一(2014)料理と科学のおいしい出会い 化学同人』

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