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内臓脂肪とメタボリックドミノ
内臓脂肪の悪影響については、以下の記事参照。
肥満と炎症、酸化ストレス、内臓脂肪とレプチン、アディポネクチンの”内臓脂肪とサイトカイン”、”肥満と炎症、酸化ストレス”
肥満と炎症、酸化ストレス、内臓脂肪とレプチン、アディポネクチンの”内臓脂肪とサイトカイン”、”肥満と炎症、酸化ストレス”
●メタボリックドミノ 内臓脂肪の蓄積 →悪玉カイトサイン分泌 →インスリン抵抗性 →高血糖、高血圧、高中性脂肪症 →冠動脈や脳動脈の動脈硬化が進行 →狭心症、心筋梗塞、脳梗塞→腎不全、失明、下肢切断、痴呆 ※参考情報『小坂眞一(2008)心臓病の9割は防げる 講談社』
免疫とメタボリックドミノ
●肥満、腸管免疫とメタボ ・肥満 →脂っこい物などの"体に悪い"ものをたくさん食べると、食べた物を腸は病原菌やコレステロールと同じように"見たことがないもの"として認識してしまう。 →腸管免疫が活性化されて、白血球が腸管に集まる。 →大きくなった脂肪細胞の周りに白血球が寄り集まってきて、そこで炎症が起こる。(腸管の炎症細胞への道筋に内臓脂肪があるから?) →脂肪細胞が白血球に刺激されると高血圧や糖尿病、脂質異常性を起こすホルモンがたくさん出るようになる。 ・血圧を上げるホルモン→高血圧 ・インスリンの働きを邪魔するホルモン→糖尿病 ・脂肪の代謝を障害するホルモン→脂質異常症 →メタボリックシンドローム ●自然免疫とメタボ ・ばい菌の体は脂肪に富んでいて、その脂肪を自然免疫をオンにする"センサー"であるTLRによって認識され、自然免疫が活性化される。 TLRは食物の中に含まれる脂肪の量が多いと、ばい菌の体を構成する脂肪と誤検知してしまい、活性化されてしまう。 過食すると、腸が外敵が侵入してきたと誤検知し、内臓脂肪に炎症が起こってメタボリックドミノが始まる。 ※参考資料『伊藤裕(2011)腸!いい話 朝日新聞出版』