脳幹

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  1. 脳幹の概要
  2. 睡眠との関連
  3. 中脳
  4. 網様体賦活系(RAS)
  5. 腹側被蓋野(VTA)

脳幹の概要

・恒常性、呼吸、嚥下、膀胱機能、平衡、眼球運動、顔の表情、姿勢、睡眠の状況など、数多くの体の基本的な機能を制御する。
 
※参考資料『ペネロペ・ルイス(2015)眠っているとき、脳では凄いことが起きている インターシフト』

 

●脳幹の主な働き
 
・呼吸や循環などを統制する中枢であり、生命維持装置としての働きもしている。
・視床下部からの働きかけを脳全体(大脳皮質)に伝える。
 
※参考資料『櫻井武(2010)睡眠の科学 講談社』

 

●脳幹の役割
 
・中脳:大脳皮質と小脳・脊髄などの結びつけ。高度の運動の制御。
・橋:小脳と大脳・脊髄を橋渡し
・延髄:呼吸中枢
 
※参考資料『星作男(2010)睡眠という摩訶不思議な世界の謎を解く シーアンドアール研究所』

 

・脳幹は、脳に出入りする主要な神経が集まる場所で、動作、感覚、気分、認知、平衡を司る脳領域と密接に結びついており、脳幹に入った電気信号は、脳の様々な部位を同時に活性化することができる。
・脳幹(と近傍の小脳)は、運動、高次の認知機能、気分を統制する他の重要な脳領域と結合している。
 
※参考資料『ノーマン・ドイジ(2016)脳はいかに治癒をもたらすか 紀伊國屋書店』

睡眠との関連

睡眠と覚醒の切り替え、睡眠物質、時計遺伝子、生体リズム、体内時計の”睡眠と覚醒の切り替えの仕組み”
脳の各部位と睡眠の関係の”睡眠と脳幹”参照。

中脳

・さまざまな代謝過程や体温、空腹感、渇き、疲れ、24時間周期の既日リズム、睡眠の状況の制御、に重要な役割を果たす。
 
※参考資料『ペネロペ・ルイス(2015)眠っているとき、脳では凄いことが起きている インターシフト』

 

●中脳の上丘
 
・新皮質の高級な神経回路がなくても、動いている標的の視覚処理ができ、手を伸ばしたりといった運動を制御できる。
※新皮質には、視覚に関わるより高度な脳領域が存在し、動作のような低いレベルの視覚特性を、輪郭や色といった別の視覚特性と統合できる。
 
※参考資料『ティモシー・ヴァースタイネン(2016)ゾンビでわかる神経科学 太田出版』

網様体賦活系(RAS)

※睡眠との関連は睡眠との関連参照。

●網様体賦活系の概要
 
・RASは脳幹に位置し、皮質の最上位の部位に向かって広がる。
・RASは意識レベルと全体的な覚醒レベルの調節に関与する。
・RASはその他の脳の部位を増強し、睡眠・覚醒サイクルを調節する。
 
※参考資料『ノーマン・ドイジ(2016)脳はいかに治癒をもたらすか 紀伊國屋書店』

腹側被蓋野(VTA)

快感、報酬、欲求、依存症の”脳内の快楽中枢、快感回路”参照。
恋愛感情、性欲、愛着の”恋愛中の人の脳、恋愛感情”、”恋愛と快感”参照。
痛みの感覚の”痛みと快感回路”参照。
胃腸の基礎知識の”空腹、満腹の伝達の仕組み”

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